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「深追い」横山秀夫

深追いタイトル:深追い
著者  :横山秀夫
出版社 :講談社
読書期間:2004/10/28 - 2004/11/01
お勧め度:★★★

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とある地方都市に存在する三ツ鐘署を舞台とした7編の短編集。警察を舞台としながら殺人を追う刑事を主役としないのは、デビュー作「陰の季節」と同じ。今回の主人公は順に、交通課事故係、刑事課鑑識係、刑事課盗犯係、警務課係長、生活安全課少年係、三ツ鐘署次長、会計課長となっています。

これまでの作品で警察組織の闇の部分を鋭く切り込んできた横山さんですが、今回は個人に着目した人間味あふれる作品になっていると思います。あいかわらず巧いっす。これだけ警察モノを書いていれば、内容が似通ってくると思うのだけれど、そのようなところは全く無いですね。どこまで引き出しを持っているのだろう。

警察モノが巧いのはわかった。こうなると警察モノ以外も読んでみたくなりますね。先日買ってきた本(短編ばかり)は全部警察モノっぽかったなぁ。未入手の「クライマーズ・ハイ」と「出口のない海」は帯を見る限り、警察モノじゃないような気がするのですが・・・。未読本については、先入観を持たないためになるべく情報を入れないようにしているんで、よくわからんのです。

「横山さん強化月間」はようやく中盤くらいかな。今月中にはすべて読み終えたいと思ってます。

+++++

深追い
交通課事故係主任・秋葉和彦は事故現場でポケベルを拾った。交通事故で死んだ男が持っていたものだ。男の妻に返そうと思っていた矢先、そのポケベルが鳴った。「コンヤハ オサシミ デス」夫の死後もポケベルにメッセージを入れ続ける妻の心境は如何なるものか。

又聞き
刑事課鑑識係で日々鑑識写真を焼き続ける三枝達哉。小学二年生の時に海で溺れ、救助に向かった大学生一名が死亡、もう一名の大学生にに助けられた経験を持つ。大学生の命日には必ず線香をあげに訪れる三枝が、ある年の命日に見た一枚の写真。事故の一時間前に撮られた写真というのだが、一つの疑問が浮かび上がる。

引継ぎ
名物空き巣「宵空きの岩政」が突然の引退宣言をした。刑事課盗犯係主任・尾花久雄が、その親の代から追っていた空き巣だ。年に一度の「盗犯検挙推進月間」に、その岩政の手口に類似した空き巣事件が発生、目撃情報も寄せられた。岩政は引退したはずではなかったか?推進月間なのにいまだ検挙数ゼロの尾花は、岩政の行方を追う。

訳あり
警務係長・鈴木郁夫は困り果てていた。まもなく定年退官する巡査長の再就職先がどうしても見つからないのだ。そんな中、刑事二課長が女のマンションに入り浸っているというタレ込みが入る。刑事二課長の身辺調査を依頼された鈴木は、自身の仕事の合間を縫い、極秘裏に調査を開始する。

締め出し
生活安全課少年係・三田村厚志は商店街夏祭りの"後始末"をしていた。補導・検挙した少年達の取調べだ。ふんぞり返り生意気な言葉を口にする少年に一撃を食らわそうとしたちょうどその時、強盗殺人事件を告げる無線が鳴った。住宅団地のローラ捜査に借り出された三田村は、公園で休憩している最中に奇妙な言葉を口走る老人と出会う。

仕返し
ホームレスの死体が公園で発見された。いつも署に顔を出していた"ポンちゃん"というホームレス。病死との所見だったが、ポンちゃんの足取りを追ううち、警察署の近くでの目撃情報を得る。

人ごと
627円と花屋の会員証。それが届けられた財布の中身だった。会計課長・西脇大二郎は会員証から落とし主を追うが、持ち主は財布の中身とは似つかわしくないマンションに住む老人だった。

+++++

【みなさまのご意見】
今日も生きてます。さん
tomamemoさん
co-butaさん
私の時間さん
転石庵 日乗さん
本と音楽と…さん
booksjpさん('05/06/14追加)
たこの感想文さん('05/10/16追加)
しんの覚え書さん('05/11/28追加)
37.4℃さん('07/09/03追加)
ぱいんブログさん('08/02/28追加)


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comment

TB ありがとうございます。
横山さんは好きな作家BEST10に入る作家さんです。

■booksjpさん
私も横山さんは大好きな作家さんです。
一応一通り読んで書評も書きましたので、またTBしてください。

  • あおちゃん
  • 2005/06/15 1:26 PM








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trackback

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