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「ザ・万歩計」万城目学

ザ・万歩計タイトル:ザ・万歩計
著者  :万城目学
出版社 :産業編集センター
読書期間:2008/06/10 - 2008/06/11
お勧め度:★★★

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オニを遊ばせ鹿に喋らせるマキメ・マナブのマーベラスな日々。初エッセイ集。

感想はそのうち・・・。


「ホルモー六景」万城目学

ホルモー六景タイトル:ホルモー六景
著者  :万城目学
出版社 :角川書店
読書期間:2008/04/11 - 2008/04/15
お勧め度:★★★★

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このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。

感想はそのうち・・・。


「鹿男あをによし」万城目学

鹿男あをによしタイトル:鹿男あをによし
著者  :万城目学
出版社 :幻冬舎
読書期間:2007/05/21 - 2007/05/22
お勧め度:★★★★★

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「さあ、神無月だ−。出番だよ、先生」 2学期限定で奈良の女子高に赴任した28歳の「おれ」。ちょっぴり神経質な彼に下された、空前絶後の救国指令とは!? ユーモアがちりばめられた渾身の書き下ろし。

著者の第二作も第一作同様に全く意味不明なタイトルです。「あをによし」は「奈良」の枕詞だそうで、舞台は奈良だからと納得。では、「鹿男」とは・・・。ちょっと不思議でユーモアたっぷりな万城目ワールドが全開でした。

とある事情により二学期限定で奈良の女子高で教鞭をとる事になった「おれ」。"運び番"という大役を任され、謎の"サンカク"を求めて奮闘する。もしも見つからなかったら・・・。

動物たちが喋るなど都合のよいところは多々ありますが、歴史の講釈、ちりばめられたユーモア、手に汗握る決戦、そして恋のお話と読み処満載でした。特に大和杯での剣道の試合の場面は、緊張感がありました。ピーンと張り詰めた空気に、試合会場にいるかのような気分になりました。生で剣道の試合なんて見たことないのに・・・。

大和杯が終わってあっさり問題解決かと思ったら、ページがたっぷり残っていて、このあとどのように盛り上げてくれるのかと少々不安になりました。が、そんなこと杞憂に終わりました。思い返すとたっぷり伏線が張られていて、そういうことだったのかとすっきり。

登場人物が魅力的でした。かりんとうの藤原とかリチャード教頭などの男性陣、マドンナ先生や堀田イトなどの女性陣のどちらも、特別に個性的というわけじゃないけど、それぞれゆるい雰囲気をまとっていて気に入りました。

森見さんと作風が似ているように感じますが、僕は万城目さんの方が好きかな。京都、奈良と来て、次は大阪が舞台だとか。どのようなお話になるのか、今から楽しみです。次も間違いなく買います。

+++++

【みなさまのご意見】


「鴨川ホルモー」万城目学

鴨川ホルモータイトル:鴨川ホルモー
著者  :万城目学
出版社 :産業編集センター
読書期間:2006/12/25 - 2006/12/26
お勧め度:★★★★★

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謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり!

第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。衝撃的なタイトルに引かれて手にしたのですが、「ホルモー」をずっと「モルホー」と思い込んでいて、読み始めてもしばらくは間違えていました。間違えていてもぜんぜん問題はないのですが。

京大青竜会という「ホルモー」サークルに入部して日々「ホルモー」に明け暮れる安部を主人公とし、サークル同期との友情や恋愛を描いた青春小説。友情や恋愛を描く、ってところはまぁありがちなわけですが、そもそも「ホルモー」って何?ってところがポイントで、これがあるだけで普通の青春小説とは一線を画します。

読者だけでなく、登場人物たちも「ホルモー」って何かを知らず、先輩に説明されることで徐々に理解していくのですが、んなあほなと思いつつも細部の描き方が実に緻密で、ありえるかもって思えてくる。京都という土地柄なしにはこの本は生まれなかっただろうけど、巧みに纏め上げるとは新人離れした筆力です。

「ホルモー」を通じた同級生たちとの交流は、猥雑さと清々しさを併せ持っていて何とも言えない感覚です。普通の青春小説ではちょっと味わえない不思議な感覚。そしてラストでは爽やかな余韻が広がり、心地よく本を置くことが出来ました。

またまたブログを始めてなかったら出会えなかった一冊かと思いました。この本を紹介されていたみなさまに多謝。

+++++

【みなさまのご意見】
今日何読んだ?どうだった??さん
本のある生活さん
まったり読書日記さん
本を読む女。改訂版さん
宙の本棚さん('07/01/11追加)
ナナメモさん('07/02/05追加)
黒猫の隠れ家さん('07/02/08追加)
多趣味が趣味♪さん('07/03/05追加)
ぱんどら日記さん('07/03/14追加)
粋な提案さん('07/04/18追加)
デコ親父はいつも減量中さん('07/04/22追加)
"やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!さん('07/05/18追加)
聞いてあげるよ君の話をさん('07/05/30追加)
<花>の本と映画の感想さん('07/08/22追加)
hibidoku〜日々、読書〜さん('07/12/9追加)