200711
Monday
私の秘密、彼の秘密。2人で暮らすという果敢な冒険を始めてみた恋人たち-。3人の女性を主人公に、人を好きになること、誰かと暮らすことの危うさと幸福感を、みずみずしく描き上げる、優しくて、とても真剣な恋愛小説。
200605
Tuesday
小さな明かりの灯った夜の中で、私たちは長い会話とキスを交わしながら、何度夜を明かしただろう。ふたりだけの愛おしい日々が溶けていく―生真面目で不器用な恋人たちを清新なイメージで描いた七色の連作短篇集。巷で評判だった「ナラタージュ」が全然ダメだったのですが、1冊で見限るのも何だと思い、割と評判のいい本書を借りてきました。各編の主人公がその前編の登場人物というように、主人公がバトンリレーのように繋がる連作短編集。
200602
Friday
壊れるまでに張りつめた気持ち。ごまかすことも、そらすこともできない−二十歳の恋。これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。あの薄暗かった雨の廊下に。野間文芸新人賞を最年少で受賞した若手実力派による初の書き下ろし長編。ナラタージュ【narratage】