200702
Wednesday
秀吉の半島出兵による戦乱の中、両親をなくした朝鮮の少女「たあ」。しかしその後「たあ」の心の支えとなったのは日本の武将・三木輝景だった。輝景へのサラン(=愛)を抱きながら、「たあ」がたどる数奇な運命は―。愛と憎しみ、そして捨てられぬ「意地」を描いた荒山徹待望の作品集。
200610
Friday
柳生十兵衛は三たび死した! 徳川体制の裏で跳梁する朝鮮の陰陽師。おぞましき対日謀略、渦巻く恨、閃く魔剣。そして「剣の一族」が封印した、たとえ死すとも口外してはならない秘密とは。柳生三代の歴史小説巨編。
200606
Friday
慶長三年(一五九八)、前年からの朝鮮出兵も日本大苦戦のまま、秀吉を死の床に伏していた。突如、呼び出しを受けた真田幸村は、豊臣家再興を策す石田三成から驚くべき特命を拝した。「千年前、欽明帝が朝鮮半島に遺した任那日本府の隠し秘宝−百八体の黄金仏を発掘移送せよ!」忍びの勇士たちを引き連れ、幸村は朝鮮へ発った。一方、その計画を察知した家康側は、いち早く服部半蔵を半島へ派遣、半蔵は王子・臨海君、朝鮮忍者・檀奇七忍衆と手を携え、黄金仏の奪取を謀った。はたして秘宝の行方は?凄絶極まる日・朝忍法決戦の決着は…。デビュー大作「高麗秘帖」で喝采を浴びた新鋭が放つ第二弾!空前の構想と圧倒的筆力の時代伝奇巨編誕生。
200603
Friday
第十二次朝鮮通信使の来日は目前。通信使存続派の勘定奉行柳生主膳正・儒者林大学一派と、その廃止を目論む白石党の暗闘を軸に、対馬、朝鮮、日光を舞台におくる歴史伝奇。「高麗秘帖」で伝奇小説を知り大変感動しました。で、引き続き読んだのが本書。刊行順に読むなら次は「魔風海峡」なんだけど、そのボリュームに"もし自分の好みに合わなかったら・・・"と尻込みしてしました。しかし本書を読んで、"著者の全作を早急に読むべしべし"、と思った次第です(推薦者の口調が移ってしまった)。
200601
Saturday
慶長2年(1597)、再び朝鮮の地に上陸した秀吉の征明軍は雪辱に燃えていた。5年前(文禄の役)、亀船を操りわが水軍を撃破した敵将・李舜臣を必ずや斃す!水将・藤堂高虎、来島通総らは、舜臣を暗殺すべく密かに養成した秘密戦士団を放った。一方、講和派の将・小西行長はそれを阻止するため極秘作戦を開始、ついに舜臣を巻き込む三つ巴の死闘に突入した…。綿密な取材、類稀な着想、圧倒的筆力で放つ鮮烈の歴史ロマン巨編。2006年は聖月さんオススメのこの本からスタート。「時間のあるときにどっぷりと浸かるのがよろし」ということだったので正月休みを利用しました。なかなかのボリュームと読み応え。