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「スタンド・バイ・ミー」小路幸也

スタンド・バイ・ミー<br />
タイトル:スタンド・バイ・ミー
著者  :小路幸也
出版社 :集英社
読書期間:2008/08/29
お勧め度:★★★★

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四世代ワケあり大家族が営む古書店に、古本と共に舞い込む謎の数々。その答えから見えてくる、秘められた思いや絆とは。

感想はそのうち・・・。


「シー・ラブズ・ユー」小路幸也

シー・ラブズ・ユータイトル:シー・ラブズ・ユー−東京バンドワゴン
著者  :小路幸也
出版社 :集英社
読書期間:2007/10/10 - 2007/10/11
お勧め度:★★★★

[ Amazon | bk1 | 楽天ブックス | Book off ]


下町で古書店を営む四世代ワケあり大家族が、古本と共に舞い込む謎を解決します。泣いて、笑って、いろんな愛に気づいたとき…きっと家に帰りたくなる、下町ラブ&ピース小説。

「東京バンドワゴン」の続編。下町に暮らす古書店一家・堀内家の一年を描いています。

前作から人が増えもせず欠けもせず。相変わらず複雑な人間関係なのですが、みんな和気藹々と楽しく暮らしていて、とってもあったかいです。若干お互いに気を使いすぎって感じもしないでもないですが、それも相手を思いやってのことなんでしょうね。

花陽が初恋を経験したり、マードックと藍子の関係がちょっと進んでいたり、新しい家族が誕生したり、前作からの時間経過が読み取れて、前作を読んだ身としてはうれしかったです。それらに古本屋で起こる奇怪な事件が盛り込まれていて、ゆるい空気の中で想像を働かせるのが楽しかったです。

まだまだシリーズが続きそうなラストでした。のんびりと堀内家からの便りを待ちたいと思います。

以下、備忘録。

■冬−百科事典は赤ちゃんと共に
隣のアパートに住む学生から「古事類縁」が持ち込まれるが、1冊だけくりぬかれた後が。学生の祖父は、「金に困ったらこの本を売れ」と言ったというが・・・。

■春−恋の沙汰も神頼み
初老の男性が本の買い取りを希望してきた。その数50冊。それからほどなくして、その男は自分が売った本を買い戻しに店を訪れる。

■夏−幽霊の正体見たり夏休み
孫が幽霊の本を見て独り言を言っているという相談が舞い込む。一方、花陽と研人は海で知り合った老婦人から本を譲り受ける。その本には勘一の若いころの写真が挟まっていた。

■秋−SHE LOVES YOU
我南人の妻・秋実の7回忌。バンドワゴンに伝わる「呪いの目録」とその呪いを解いた秋実さんのことが話題にあがる。一方、都内で起きた殺人現場に東京バンドワゴンの検印が落ちていたと言う連絡が警察より入った。

+++++

【みなさまのご意見】
Roko's Favorite Thingsさん('07/11/21追加)
きつねの感想日記さん('07/11/29追加)
らぶほん−本に埋もれてさん('07/12/09追加)


「東京公園」小路幸也

東京公園タイトル:東京公園
著者  :小路幸也
出版社 :新潮社
読書期間:2007/02/07
お勧め度:★★★

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「幼い娘と公園に出かける妻を尾行して、写真を撮ってほしい」―くつろぐ親子の写真を撮ることを趣味にしている大学生の圭司は、ある日偶然出会った男から奇妙な頼み事をされる。バイト感覚で引き受けた圭司だが、いつのまにかファインダーを通して、話したこともない美しい被写体に恋をしている自分に気づく…。すれ違ったり、ぶつかったり、絡まったりしながらも暖かい光を浴びて芽吹く、柔らかな恋の物語。

建築科の大学生である圭司は、亡き母の影響もあって休日に「家族」の写真を撮ることを趣味としています。ある日偶然出会った男性・初島に、晴れた日に公園に出かける妻・百合香と娘を尾行して、その様子を写真に撮る、というアルバイトを頼まれることから物語は展開します。

ファインダーごしに百合香を見つめるうちに、しだいに百合香さんにひかれていく圭司。百合香もいつしか圭司に気づき、ファインダーを通した無言の交流が交わされてゆきます。幾度となく尾行と撮影の繰り返すうちに、圭司は百合香が公園めぐりをする理由に気が付き・・・。

主要な人物は五人程度。普通少なくとも一人くらい悪いヤツがいるんだけど、この本にはまったく悪いヤツは登場しません。みんな穏やかで他人思いのいい人ばかり。終始ゆったりした読書が出来たのですが、なんだか物足りないような気もしました。

百合香の意図には早々に気が付いてしまったので、圭司と圭司を取り巻く人たちとのサイドストーリーの方が興味深かったです。気恥ずかしくてのめり込むまでには至りませんでしたが、それなりに楽しめました。

著者の作品は、「東京バンドワゴン」「キサトア」に続いて三冊目なのですが、どれも同じ匂い、同じ雰囲気を感じます。著者の作風、もしくは人柄なのでしょうか。

+++++

【みなさまのご意見】
まったり読書日記さん
ぼちぼち。さん
きつねの本読みさん
ナナメモさん
本を読んだら・・・さん
粋な提案さん
こんな一冊さん
今日何読んだ?どうだった??さん
おいしい本箱Diaryさん
hibidoku〜日々、読書〜さん('07/04/06追加)
ついてる日記IIさん('07/04/09追加)
たこの感想文さん('07/05/18追加)
きつねの感想日記さん('07/09/14追加)
しんちゃんの買い物帳さん('07/10/14追加)
デコ親父はいつも減量中さん('08/01/07追加)


「キサトア」小路幸也

キサトアタイトル:キサトア
著者  :小路幸也
出版社 :理論社
読書期間:2006/09/16
お勧め度:★★★★

[ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ]


色を失くした僕と、時間を失くした妹たちが海辺の町をかけめぐる日々。僕らの心の中にある、世界のほとりの物語。

初読みだった「東京バンドワゴン」がとてもよかったので、新刊にも手を出してみました。読み始めるまで知らなかったのだけど、ジャンルはヤングアダルトになるのでしょうか。子供ばかりでなく大人も楽しめるファンタジーです。

タイトルの「キサトア」って何?と思っていたら、キサとトアという双子の名前だったのですね。日が出ている間しか起きられないキサと日が沈んでからしか起きられないトア。二人の病気を治すため、日の出と日の入りが見える海辺の街に引っ越してきた一家と、街の人々との交流を描いたお話です。

出てくる人物がみんな魅力的で読んでいてもぜんぜん飽きません。色がわからない病気を持っているけど芸術家としての才能を持っているキサとトアの兄・アーチは、二人の妹を大切に思う、強く優しいお兄さん。風の動きを読むことが出来る「風のエキスパート」の父・フウガ。「水のエキスパート」のミズヤ、子供が大好きなアケミママとその姪のユーミは、話の中心を支えます。子供たちは明るくて純情で子供らしい子供、大人たちはそんな子供たちを優しく見守ります。こんな街があるなら、僕も住んでみたいです・・・。

そんな素敵で夢のような街にも、環境問題や人間関係、噂に左右される人々の弱さ、金のなる木に群がる大人の汚さといった、現実の世界でも目にする問題が発生しています。それに対し、信じることの大切さや環境への配慮など著者のメッセージが端々に書かれていて、不思議な空気感が漂う中にも、考えさせられる部分もありました。

読後は爽やかで、そよ風が吹き抜けてゆく感じでした。表紙もとても爽やかでGood!

+++++

【みなさまのご意見】
本を読んだら・・・さん
ぼちぼちさん
+ChiekoaLibarary+さん
ナナメモさん
おいしい本箱Diaryさん
+++こんな一冊+++さん
粋な提案さん
流石奇屋さん('07/01/05追加)
読書三昧さん('07/03/02追加)
しんちゃんの買い物帳さん('07/07/09追加)
<花>の本と映画の感想さん('07/08/07追加)


「東京バンドワゴン」小路幸也

東京バンドワゴンタイトル:東京バンドワゴン
著者  :小路幸也
出版社 :集英社
読書期間:2006/08/16 - 2006/08/17
お勧め度:★★★★

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下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」。ちょっと風変わりな四世代の大家族が、転がりこんでくる事件を解決する。おかしくて、時に切なく優しい、下町情緒あふれる春夏秋冬の物語。
隣接して喫茶店を経営する古書店「東京バンドワゴン」が舞台の下町大家族物語。

齢80歳間近の店主・堀田勘一以下、息子で伝説のロッカー・我南人(がなと)、その子供・紺、青、藍子、そして紺の妻の由美、その子の研人、藍子の娘・花陽(かよ)、と4世代8人が同居しています。何度か出てくる食事のシーンが印象的で、誰が誰に話しているかわからないけど、話がつながっていて面白い。おそらく大皿に盛られた料理を、奪うようにして食べながら話をしているんだろうなぁと想像しながら読んでました。

青は我南人の愛人の子だったり、藍子は未婚の母だったりと、堀田家の人間関係も複雑だったりしますが、それを感じさせない家族のつながり。あったかいなぁ。ここに、お店のお客であるTI社長や外人の絵書き、元刑事などが絡んできて、登場人物は軽く10人を超えちゃいますが、混乱もせず苦もなく読みこなせました。個性の書き分けが丁寧だったからかも。

大家族にありがちな「プライベートのなさ」を感じなかったのもよいです。個人は個人として尊重しつつも、何か問題があったらみんな集まって知恵を出し合う。家族の問題解決には時間を惜しまない。現代社会で失われた家族の絆が、ここにはまだあるのだなぁ。

日常のちょっとした不思議な出来事をメインに、そこに人情話が加わって、ちょっと胸を打つ結末を迎える話の数々。話の語り手が勘一の妻・サチ(故人)で、のんびり穏やかな神の目線だったのがとても成功していて、全編に漂うあったかい雰囲気を演出しています。

我南人の口癖通り、「Love」にあふれた物語。おそらく続編がでるでしょうねぇ。次も期待したいと思います。

+++++

【みなさまのご意見】